豊橋で造園業創業から50年ほど経、今では3代目が頑張っている。 時代の流れに飲み込まれそうになりつつも、 喘ぎもがきながら、 個人住宅等の造園から管理剪定、設計と奮闘し、 そして本来は造園の分野である エクステリアも手掛け、 会社は零細で古くても、個性的で新しい庭を目指して頑張る 作庭家の日々。

2010年12月14日

赤い!!白熊の木

さようなら。
たぶん、これが今年最後の紅葉だろう。
去年に比べ、今年は綺麗な紅葉を沢山見せてくれた。
去年みたいな、台風の大風も無く、紅葉する条件に近い気候、そして記録ずくめの夏は暑かった。植物達にとっても同じように、、、、、

日本には日本らしい四季があり、それにふさわしい文化があった。
植物の世界も、動物の世界も今では北限が変わり、カタカナの名前が多くなり、音だけの意味のない名前が多くなってきた。
庭も木も石も、紅葉のこの季節、美しい京都の寺社の庭園がよくテレビで映し出される。

若い造園家は、このような作庭、石組み、植栽をこれから、どのようにして覚えていくのだろう。
和風庭園の少なくなった今日、実際の作庭修行、の場は珍しくなった。

正月に向けて良く見かける剪定でも、この頃の庭木の松は昔ほどの美しさが無くなった。
思うに、安さを売り物にする、シルバー人材センターの出来た頃からかと、
一葉一葉丁寧に手法に乗っ取った剪定のしてある松はなかなか見られない。
松も日本の文化の一つのはず、一度切りそこなうと二度と取り返しのつかないほどに、そこからは芽が吹いてこない。
この事を知ってかどうか、ただ明るくするためだけに切っているようだ。

何故切るのか、剪定とは次の芽吹きを予測し、誘導し、必要な所に芽を吹かせるために切ること、唯刈り込むむばかりでなく先を見越して枝を透かす。
そして、花付き、実付きを良くし、風通しを良くして病虫害に罹りにくくし、それから勿論整枝、字の通り枝を整え、姿、形を美しく切ることだと理解している。
                                        葉衣居にて

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スモークツリー(ケムリの木)
ウルシ科 コティヌス属
英名: smokebush
耐寒性落葉小高木
原産地 南ヨーロッパ ヒマラヤ 中国
花期 5〜10月
樹高 2〜4m

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別名 白熊(はぐま)の木,カスミノキ(霞の木),ケムリノキ(煙の木)
一年でよく伸びる
この葉には、ウドンコ病の被害の跡が見える。


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日当たりと水はけのよい場所を好み過湿に弱い
挿し木でふやす
移植した時は、殆んど根が無い状態だったが、
完全に活着してくれた。


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ゆず
すっかり色ずいた。
向かいのおばあさんに枝ごときってあげると、
人足早いいお年玉だと喜んでくれた。


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ナンテン 赤白
正月までもつだろうか?
きっと鳥達の餌食になるだろう。


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サザンカ 富士の峰
もう40年も、我が家で咲いている爺さんだ。
霜が当たると黄色く汚れてしまうのだが、今年はまだ純白で綺麗だ。


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ドウダンツツジ
散る前からもう春の支度をしている。


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ブルーベリー
我が家ではこんな紅葉は珍しい
毎年虫に食われたり、葉が茶色になってしまう。


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店舗前の植え込み
昔の造園には、使われなかった木ばかりだが、
どれも、花を咲かせてくれる者ばかり。


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ヒメリンゴ
アメリカンビューティー
隣にあるのも、ヒメリンゴ 名前不明
受粉用に。



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posted by plants at 23:43| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花、花木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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