豊橋で造園業創業から50年ほど経、今では3代目が頑張っている。 時代の流れに飲み込まれそうになりつつも、 喘ぎもがきながら、 個人住宅等の造園から管理剪定、設計と奮闘し、 そして本来は造園の分野である エクステリアも手掛け、 会社は零細で古くても、個性的で新しい庭を目指して頑張る 作庭家の日々。

2010年12月10日

痛たたたたた!

久しぶりに公園を歩いていると、痛―い!
頭の上に、
いたずら小僧が石でもぶつけたのかと思い、あたりを見回してみても誰もいない、
あのおやじ狩りか何かかと思っていると、今度は、ま近の落ち葉の上に、
何かポトンと、落ちる音がした。
もしやと思い上を見ると、この木は、これは痛いはずだ、あの堅いムクロジの実が頭のてっぺんに落ちてきたのだ。

ムクロジと言えば、小学生の頃なぜか、小僧のくせに羽子板の羽根を作ろうと数人で自転車をこいで、この辺りの木に辿り着き、みんなで登った記憶が今蘇ってきた。何故そんな事をしたのかも、その後どうしたのかも覚えていない。

少し前のお嬢さんなら経験有るかもしれないが、もう今での子達は正月でもあんな遊びはしないだろう。
これは室町時代かららしいが、何百年も続いた遊び、風習などが、今この時代に廃れるのは何か寂しい気がする。
日本人の行事、風習には全て意味があり、日本人の優しさも有った。たとえばこの羽根つきにしても。

ムクロジ、漢字で書くと(無患子)、読んでの 字のごとく「子が患わ無い」という意味。そして、羽子板が 無病息災のお守りになった由来と聞いている。
また羽根を、病気を運ぶ蚊を食べてしまうトンボに みたて、子が蚊に刺されないように
無病息災を祈る、子供への愛情の印として伝えられてきた。

日本人はこの様な自然の物で、家庭用品などを作り、薬を作り、文化、風習、芸術、芸能などを育んできた。
日本には、日本の自然、風土を生かした、日本の文化、風習が育ってきた。
しかし今日、日本人の生活が変わり、少し也とも自然、気候が変わってきた今、これら日本の文化、風習、芸術などは、いつまで続いていくのだろう。
                                        葉衣居にて

2010_1209AU.JPG

ムクロジ (無患子)
ムクロジ科ムクロジ属
落葉高木  樹高20m以下
雌雄同株
秋には黄葉

2010_1209AS.JPG

上を見ると、、、、、
もっと欲しいけど、なかなか落ちてこない。
こんな時に、もっと風が吹けばいいのに、今日は何故か穏やかだ。

夏、淡緑色の小花を多数つけ、その後果実は球形で黄褐色に熟す。

2010_1209BB.JPG

落ち葉の中、
まつかさ、椎のみ、ドングリ、くすの実などに混ざり、
有った物は、、、、、

黒色の種子は、追い羽根の球や、数珠に用いられる。
果皮はサポニンを含み、石鹸の代用にされた

2010_1209AV.JPG

周りはこんな様子ではなかったはずだ。
記憶は、定かではないが
昔、この木に登ったのだろうか?


2010_1209AY.JPG

分布地は関東以南の、山地に自生し、庭木にもする。

2010_1209BC.JPG

本当は、知られたくないのだけれど、
ここは、自分の知る、唯一のありかだ


2010_1209BH.JPG

今日の収穫
下の黒いのが実、鳥の羽根を挿して、羽根突きの羽根に
黄色い皮は、洗濯に
黒い実を、羽根や松葉と合わせてちょっとした正月飾りにしても面白い。



サザンカは満開を過ぎ、いよいよ椿の季節だ

2010_1209AC.JPG

ダイトウチャ(大東茶) 別名:タイワンツバキ

2010_1209AA.JPG

サザンカ  原種

2010_1209AN.JPG

サザンカ 赤白

2010_1209AP.JPG

ツバキ ワビスケ
茶花に良い


2010_1209AJ.JPG

香りツバキ フルグラントピンク
洋種ツバキ
香り椿の仲間で匂いが良い。


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posted by plants at 23:56| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花、花木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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