豊橋で造園業創業から50年ほど経、今では3代目が頑張っている。 時代の流れに飲み込まれそうになりつつも、 喘ぎもがきながら、 個人住宅等の造園から管理剪定、設計と奮闘し、 そして本来は造園の分野である エクステリアも手掛け、 会社は零細で古くても、個性的で新しい庭を目指して頑張る 作庭家の日々。

2015年03月03日

月日の流れは早いもの

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月日の流れは早いもの、
植物たちは流石に敏感で、季節の移り変わりを確実に捉え、
もう春の息吹をはじめている。
我が家では、山茶花も終わり椿が色とりどりと咲き始め、梅,アセビと続いている。
椿というと少し前までは、花びらではなく全体がポロっと落ちることより、首が飛ぶ、落ちるといい、あまり好まれなかった。
しかし実際は明治時代に入ってからの話で、江戸時代にはそのような記録もなく、寺院・武士の屋敷などにも多く植えられていたようだ。
利休、秀吉そして江戸時代に入ってからも将軍、大名、公家たちにも好まれ江戸・尾張・加賀・上方など地方による種類も作られた。
歴史も古く日本書記にも登場し、材木、花の蜜、種も椿油などに使われるなど人の生活にも深く関わりのある植物だ。
「椿姫」、映画の「椿三十郎」、あの紅白の椿の花の映像が思い出される。(昭和30年代の白黒の映画だが、なぜか黒が赤い椿に見えた思い出がある。)
世界中に愛好家も多く、彼等により多くの種類が作られ、日本に帰ってきている。
我は、その中でも大輪の物より、原種系の椿、小花の「匂いツバキ」と呼ばれる
沖縄原産のヒメサザンカより作出されたとされる、小花の優しい感じの椿がすきだ。
鼻はあまり利く方ではないが、優しく甘い香りで、種類も多く花色も淡い感じの花が多い、
以前は多くの種類を集めたのだが、少し手をかけずにいたら名札も風化してしまい、どれがどの種類かはっきりと判らなくなってしまった。
この年になるともう、
久しぶりに会った人の顔と名前が合わなくなってしまったように・・・・・
とりあえず、これは椿です、と言っておこう。
いま写真を撮り、顔と名前を照合中、鑑識結果等、詳しくは
ホームページで整理する予定。

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「ポップコーン」

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「フレグラントピンク」

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「ロゼフローラ」

とりあえず今日見た顔ぶれ





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2015年03月06日

また又また、クリスマスローズ3

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今我が家で一番多く咲いている花はこれ、
少し前までは、クリスマスの花としてのポインセチア、シクラメンに並んで、
ニゲル種がひっそりと並んでいたくらいなのに、、、、
今咲き始めたのはオリエンタリス(レンテンローズ)、
今では人気の花、丈夫で花の色、種類が多いのも人気のひとつで、
次第に人気の上がってきた花のひとつだ。

季節柄、いまは受験シーズンの真っ只中、商魂たくましい花屋が、
「合格の花」と称して受験生の縁者に売りつけている。
五つの萼で語学、ゴガク⇒ゴウガク⇒合格
さらに、この花びらに見えるのはじつは萼なのだが、
更にこの萼は花びらのように散らずにいつまでも付いていることから、
学が落ちない、すなわち「合格の花」として売られているようだ。
思うにこのような語呂合わせの商魂に乗って買われるより、
花の美しさに惚れて買われる方が花にとって幸せだし、大事にされると思う。
じつはこの種、熟すとよく落ちる(受験生には禁句)そしてよく発芽する。
受験生にもこのような商魂に惑わされるよりも、
自身が努力し、その結果合格は勿論目標とし、
それでも誰かが落ちるのだから、
どのような結果になろうとも
親から貰った力(養分)を最大限に使い、見事に芽を出し
そして自分の力で根を張り色々なものを吸収し、
親以上の花を咲かせるような「種」に成る事を望む。

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ではまた・・・

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2015年03月15日

馬酔木なす・・・

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                                作者 不明
我が背子に 我が恋ふらくは 奥山の 馬酔の花の 今盛りなり
                                 大伯皇女
磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が 在りと言はなくに
                                作者 不明
春山の、馬酔木の花の、悪しからぬ君には、しゑや、寄そるともよし
                                 大伴家持
池水に 影さへ見えて 咲きにほふ 馬酔木の花を 袖に扱入れな

ツツジ科アセビ属の植物、通常は白花で各地の山野に多く自生している植物だ。
古来より多くの作品にも出てきており、この万葉集の多くの10作品を始めとして
堀辰夫の「浄瑠璃寺の春」などでも知られている。
実はこれ、有毒植物で中国から大陸文化と馬を連れて大和の国に移住してきた人々が
この木をあまり知らず、馬がこの木の葉を食べると酔い足が痺れ中毒死することから
しらしめるために付けた名だともされている。
庭にも多く植えられ、また生花のマタギ、殺虫剤などにも使われたり
地方によって縁起のいい木ゼニカネシバとしてあつかわれているらしい。
他に白花の琉球アセビ等ある。
この花たちは今我が葉衣居に咲いている園芸品種だ。

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アセビ

では又、、、


posted by plants at 19:02| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花、花木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月19日

樫の葉の...

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樫の葉の もみぢぬからに ちりつもる 奥山寺の 道のさびしさ
   (利休の路地の心得)                慈円

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先日我が家の屋根に覆いかぶさっている樫の木の枝を払った。
寒々とした中庭にも実によく日が当たるようになった。
以前にも書いたとおり、夏には日陰を作り文字通りおかげで我が家にはクーラーが必要ないくらい涼しく過ごさせてもらっていた。
今年の夏はどうなるのだろう。

すぐ南側に大きな桜の木があり、毎年樹勢の張りあいで勢いの強い北側の樫が南に勢力を伸ばし、桜の北側の枝が負けてしまい、桜の枝は南半分になってしまったから、今年は思い切ったのだ。
今年の花見が待ち遠しい。

実はこの樫、我が家を建てた記念に、ある人を招き講演会を開いた時に
豊橋では当時まだ珍しかった「棒がし」を仕入れ記念樹として植えたもの。
桜にしても、長野のある建物の前庭に桜を植えた際、近くで成長の様子を見るために一本我が家にも植えたもの。
ともに大切な我が家の記念樹で、
樫は植えて35年桜は20年、ともに根を張り我が葉衣居を支え見守っていてくれる存在だ。

家族とともに30余年、
小学生だった我が子も、今では自分の当時の年を越えるほどの年月が過ぎてしまった。
今も優しく家族を覆っていてくれている。
たとえこの先この家がどうなろうとも、
我が身がある限りこの家と共に成長してきたお前たちを切り倒すようなことはしないつもりだ。
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では又・・・


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2015年03月24日

雪が終わってユキヤナギ

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久しぶりの陽に照らされて雪柳の白い花が咲き乱れだした。
眩いほどに輝く白いこの花は、其の名のとおり柳の様な葉、そして柳のように細く枝垂れた枝の上に白い雪が乗ったさまを名にしたものらしい。また別名を「コゴメバナ」、コメを散らしたように散る様を言うらしい。
いずれにしても自分だけの名前ではなくほかの名から流用されているのは可愛そうだ。

最近は、ピンク色の花で、「フジノピンク」なる品種が多く植えられている。
雪のように白い雪柳の名前はどこへいってしまったのだろうか。
むやみに新しい花を作りだし、流行らせて本来の原種の美しさ、大切さを忘れて良いものだろうか。
新種も可愛らしいがやはり、雪柳は白く有ってこそ雪柳と名付けられた「雪柳」なのだ。

バラ科シモツケ属、もうすぐ咲き出すシモツケ、コデマリなどと同じ仲間。
以前この辺りでもあちこちの渓谷でよく見かけた。
中国原産で日本に渡来して栽培されていたのが、各所に広がり生育条件にあった所で野性化したと言う説と、日本にも原産地があったという説がある。
なるほど、これほど普通に栽培され何処でもある花、多くの植物の出てくる万葉集の中にもあるかと思うが今のところ見つけられない。とすると後から来たものなのだろうか?

思えば10年ほど前、市民病院の一室に入院し心肺停止から、立春の日にこの世に舞い戻ることができ、
その後2ヶ月あまりの入院生活の末なんとか通院状態になった時に見た、
敷地の周り一面に咲いた真っ白い雪柳の花が何故か清清しく感じたのを思いだす。
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「フジノピンク」 つぼみがピンク色

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では:::

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2015年03月27日

カメリア ロゼフローラ

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「暑さ寒さも彼岸まで」
今年ももう春の彼岸も通り越し、4分の1が過ぎようとしている。
いよいよ暖かくなり出して花たちも、写真を撮るのも間に合わないくらいに次から次へと、咲き始めだした。
お陰で、写真の整理もそこそこにパソコンに向かうハメになってしまっている。

今回はロゼ、花の咲いた姿も可愛らしいが、この一面に散った花の絨毯がまた可愛らしい。
通り名は「ロゼフローラ」Camellia rosaeflora、中国名を「短柄紅山茶」、
中国南東部原産で1800年代にイギリスに渡った中国原産の原種椿とされている。

中国名は字を見ればなんとなく意味が分かるとして、「ロゼフローラ」の、
「ロゼ」は、ロゼワインで知られているとおり、フランス語でバラ色、濃いピンクを指し、
「フローラ」は、ラテン語でローマ神話に出てくる女神で花と春を司る女神の名、
「rosaeflora」は薔薇のような花という意味があるらしい。
「Camellia」は、17世紀チェコスロバキアの東部モラビア出身のイエズス会宣教師で、マニラに住み東アジアの植物を採取したカメル神父の名に因み、そして英語でCamelliaとは椿の意味だ。

椿には実に多くの種類があり、我が葉衣居にも10種以上の花が次々と咲き始めている。
ルチエンシスなどの原種椿、古都の香などの香り椿、ナイトライダー、ヤブツバキ、ボクハン、ワビスケなど一番咲きから数えると結構花期は長く、雪の降る頃から楽しませてくれている。


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では・・・
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posted by plants at 02:07| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花、花木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月31日

kiiro黄色黄色

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早春には黄色の花が多い。
フクジュソウ・マンサク・ナノハナ・レンギョウ・ミモザ・スイセン・サンシュユそして最近はヒュウガミズキ、トサミズキ・ヤマブキと、数えれば2月から3月にかけて咲く花のうち約半分の花が黄色らしい。

というのはまず、第一に目立ちやすい。
勿論これは人間にではなく、花粉を運んでくれる虫たちに対してだ。
おまけに黄色はどの虫たちにも見分けられやすく選り好みされない色らしく、温度が低く虫の少ない季節には昆虫たちを集めるのには一番好都合のようだ。
恐竜のいた時代からともに進化してきた花「虫媒花」と昆虫たち、
その進化も多様化し、花と昆虫の駆け引き、策略、愛情など、繁栄・衰退と数限りない変遷の歴史がある。
勿論「色」だけではなく、「形状」・「匂い」・「味覚」などさまざまな連携のもと共に進化してきた。
目当ての虫たちを呼ぶために、さまざまな趣向を凝らし、地面近くで咲く花は地温で、そして黄色い花びらで光を集め暖房して、寒さで鈍った早春のハナアブたちにしっかり働くように元気づけているのだ。
そして蝶のように口吻の長い昆虫には深いラッパ状の花など、花の形状に合わせてそして昆虫の器官に合わせて、互の目的を達成するために共に進化してきたのだ。
視覚に関しても、人と昆虫では可視光線領域が違うとみえ虫の方が紫外線側に偏っているらしい。
ただ、花粉を運んでもらうために。

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ローバイ

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ミモザ

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ヒウガミズキ

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トサミズキ

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マンサク

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サンシュユ

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ヤマブキ



では・・・


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posted by plants at 17:42| 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | 花、花木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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